夢を求めて
東日本大震災被災地復興祈念曲
陸前高田市。消えてしまった7万本の松林です。
★ここをクリックすると見れるよ。
★ 映像を見やすくするために容量を小さくしております。
しかし販売用のDVD盤に関しては
鮮明画像で観ることができます。お買い求め方法はこちら
★『夢を求めて』のDVDは『君への伝言』とのカップリングで
販売しています。
定価は1,000円
その1,000円の内の500円を
東日本大震災の義援金として寄付させて頂きます。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
【詞・曲・歌】吉川団十郎
【編曲・演奏】林建英(KENNY)
【撮影・編集】氏家信一
夢を求めて
1、晴れた空には 雲がふわふわ
流れて何処の 大地に降りる
『喜び』 『悲しみ』
すべての行方は 風が知ってる
夢はいつも 夢はいつも あなたの前にある
2、人はこの世に 生まれてやがて
道をさすらう 夢の旅人
『優しさ』 『空しさ』
すべての行方は 愛が知ってる
夢はいつも 夢はいつも あなたの前にある
3、草は枯れても また来る春に
花を咲かせて 道を彩る
出会いがあるから 笑顔があるから
未来へ向かう
夢はいつも 夢はいつも あなたの前にある
夢はいつも 夢はいつも あなたの前にある
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
2011・5・8(日) 晴れ いちじ雷雨そして強風 のち晴れ
3月11日の東日本大震災から今日で59日が過ぎた。
地震後、この私に何が出来るのかと迷った。
そして出した結論がフリーのライター、カメラマン、音楽家として
この事実を記録する事だと。
そこでビデオカメラマンの氏家君と2人で多くの被災地に出かけ
撮影をしまくった。
そして今日、その一端を公開することとなった。
しかしこの映像は決して我々が満足するものではない。
なぜなら、すべてにおいて中途半端な映像なのだ。
それというのも、私は報道関係者(マスコミ)でなく、
個人での撮影になってしまうので、それが弱みになり
被災者や避難所に立ち入って撮影することができない。
もし撮影できたとしても肖像権やプライバシーの侵害になるので
公開はできない。
たとえ自衛隊員であってもビデオでの撮影となると許可が必要だし、
勝手に撮っていると必ず隊員代表から撮影目的等を質問される。
歌の映像の中にはトルコ救助隊の方々が映っている。
このトルコ救助隊を撮影しているときなどは
日本の警官から職務質問されてしまった。
そこで私が撮影理由を話すと警官は
「そうですか。それではちょっと待って下さい。
これから外務省の担当者に電話します」なんて言われてしまった。
ところが幸運なことに、
「電話の結果、撮影は構わないそうです」と許可が出た。
(この時ほど嬉しかったことはない)
YOU TUBUを見ると多くの大震災の映像がアップされている。
そしてその映像の多くはマスコミの写真やテレビからの盗用だ。
それは著作権違反であるのと同時に被災者の顔がモロに映っている。
確かに私もこういった映像を歌の中に使えれば効果的だと思う。
しかし私としては被災者の顔は一切使用しないことにした。
なぜなら、被災者の涙や呆然としている姿を見て、その人の
胸の内(断腸の思い)を考えると
「これは公(おおやけ)にするべきではない」と決断したのだ。
特に若い少女などの映像はYOU TUBUでは流してはいけない。
いたずらに『悲劇のヒロイン』にされてしまう危険性がある。
やがてどの被災者も立ち上がらなければならない。
その時、YOU TUBUなどに自分の姿がいつまでも載っていたのでは
当時の悲劇がフラッシュ・バックして
立ち上がれなくなってしまうのではないだろうか。
さて、本日この歌『夢を求めて』の公開となりました。
歌はともかく、映像についてはこれが我々の限界です。
それと、この歌で被災者が励まされるなどとは
少しも考えておりません。
ただただ被災者の皆さんが一日でも早く
前に向かって歩き出す日が来ることを心から祈るのみです。