北の大地の鬼の唄
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【詞・曲・歌】吉川団十郎
【編曲・演奏】打越浩平
【映像撮影】氏家信一・吉川団十郎
【映像編集】氏家信一
北の大地の鬼の唄
（台詞） むが〜す むがす 都の人だずは
東北の事ば陸奥（みちのく）と呼んだ
その意味は 道の奥のその又 奥の国
って言う事で付けられだんだべおな〜
ところが或る時、その陸奥がら
日本で最初の砂金がザ〜グザグど出で来た
そうなるど都の人だずは目の色を変えだ
そすてこういうごどを急ぬ語りだすたんだおんなや
「陸奥さ住んでいる奴らはみんな鬼だぞ〜」ってなぁ
そうすて『鬼退治』と言う大義名分をこすらえで
攻めで来るようぬなったんだぁ
その攻めで来る大将ぬ付けられだ名前って言うのが
『征夷大将軍』っつう訳だぁ
さ〜て、オラが今がら歌う歌は
その陸奥の人だずが
『鬼』どさげすまれだ 悲すい 悲すい物語だ〜
１、北の大地に 今も伝わる
かよわい鬼の 悲しきわらべ歌
鬼さんこちら 手の鳴る方へ
行けば行ったで 泣かされた
この世はホイ いつでもホイ
修羅場だ 修羅場
２、北の大地に バッケ（フキノトウ）が咲けば
空飛ぶ雁は 千島へと旅立つ
鬼さんあちら 北斗の彼方
何処がネグラか 鬼は外
この世はホイ いつでもホイ
修羅場だ 修羅場
３、北の大地は 山背が失せて
夜のトバリに ささやく鬼の声
「平和な暮らし できたらいいな」
月が山から 顔出した
明日はホイ 晴れるぞホイ 夢見て眠れ
明日はホイ 晴れるぞホイ 夢見て眠れ
夢見て眠れ