『旅』

　　

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　この歌を私が作曲した時点で、ハッキリ言って
「これは駄作だ！」と思った。（メロディが淡泊すぎる）
それと、貴州の歌を作る場合、いつもなら詞の中に
少数民族の名称や言葉や地名等を必ず一つは入れていた。
それを今回はまったく入れず心理描写だけで仕上げてみた。
そんなこともあり、この歌が貴州の人達から
「喜んでもらえる訳が無い」と思っていた。

　しかしながら、氏家君が貴州で撮影してきた映像が
この歌に乗っかった途端、
私の不安が一瞬にして吹き飛んだのである。
　「氏家君、ありがとう！
これならきっと、貴州の人達も喜ぶ（大笑いする）ことでしょう」

●この歌を
　　『紫雲県爛木沖村大花苗族』に捧ぐ



　【作詞・作曲・歌】吉川団十郎

　【編曲・演奏】KENNY

　【映像撮影】氏家信一（２０１０年３月４日）

　【映像編集】氏家信一

　　　　　　旅

１、花は黙して　美しい
　　命儚く　美しい
　　僕も黙して　ただ花のように
　　今日を強く　生きるだけ
　　　花は野に山に　いつもさりげなく

２、山を越えれば　あるだろう
　　僕を待ってる　街がある
　　凸凹道や　泥んこ道を
　　あきらめずに　歩くだけ
　　　旅を続けよう　いつか友と会う

３、山々深く　道を断つ
　　いつまで続く　この旅は
　　これから少し　生き方変えて
　　丸くなれば　希望（みち）が湧く
　　　愛が欲しいから　愛を捧げよう
　　　愛が欲しいから　愛を捧げよう


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